登山に下界の不作法を持ち込まない!みんなが泊まる山小屋だから…

登山道や山小屋の整備力流実してきた反面、初心者も増え、山という環境を知らないことからくるマナーの悪さがめだってきているようです。
しかもそういった人に限って自覚がなく、不愉快な思いをした人も多いのではないだろうか。

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山小屋は旅館ではありません

山小屋の前にあるテーブルを占拠してしまったり、団体だから食事時間を優先してくれとわがままをいったり、夜遅くまで騒いだりなど、譲り合いの精神に欠けているようでは、山小屋を利用する資格はありません。

いくらサービスが向上したとはいえ、厳しい立地条件に建つ山小屋は、旅館のようなわけにはいかない。

混んでいれば寝るのはザコ寝、食事のメニューにも限界があるのです。

ほとんどの山小屋の水は沢からポンプアップしたり、雨水をためたものだし、電気だってほとんどが自家発電といった貴重なもの。

洗面所で入念に顔の手入れをしている女性も見かけるが、そのあたりの山小屋の事情をよく把握したうえで行動しよう。

山小屋の消灯は、たいてい9時ごろ

夜眠る時は、ほかの登山者の迷惑も考えて、翌日の準備は早い時間に整えておくこと。

消灯時間を過ぎても仲間と話していたり、ヘッドランプを照らしてガサゴソと翌日の準備をする登山者がいるが、正直言って迷惑そのもの。

消灯前でもすでに寝ている人がいたら、声を小さくするくらいの気配りがほしい。

大イビキが予想される人はまわりの人にひとこと事前に謝っておくと、夜中に轟音で目力覚めた人も目くじらをたてずにすみます。

同様に、早朝でも寝ている人がいれば、起こさぬようにするのも大切なエチケット。
とくにグループ登山の場合は、どうして目立ってしまうので、まわりへの配慮を充分にもつことが必要だろう。

「予約はいらない」の嘘

山小屋といえば、ひと昔前まで予約なしで宿泊するのが当然でした。

しかし登山ブームでハイカーが増えた最近では、予定がわかっているかぎり、予約して出かけるにこしたことはない。

なかには、尾瀬の多くの小屋のように予約者以外は宿泊できないところもあります。
とくに登山シーズン中の週末や連休、あるいは大人数や個室を希望する場合は早めに連絡しておくとよいだろう。

ただし、予約が入っているからといって、旅館やホテルのように夕方6時、7時に到着して夕食を希望するのもルール違反です。
夕方の6時頃には、すでにたいはんの宿泊者は食事がすんでいる時間だ。
よほどの事情がないかぎり、午後3~4時くらいまでには小屋に到着するようにしたいものです。

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