バテない歩き方は、休憩しないこと。ぺースを落として歩き続けること

ハイキングや山登りをする際によく言われることが、一時間に10分の休憩やランチ休憩は60分などをとるように心がけること。
他のスポーツのように時間制限があるわけでもないし、いつどこでどれだけ休憩をとっても自由です。
しかし、この休憩の取り方が、疲労に繋がる重要な問題点があります。

休憩
スポンサーリンク

下手な休憩のとり方では、疲労が回復されないばかりか、かえってパテを早めてしまう

どのように休憩をとれば、パテずに山を歩けるのだろうか。
一番多いのが1時間歩いて10分休憩するという登山者が圧倒的。

でも調子がいいときは、休憩せずに2時間でも3時間でも歩き続ければいいし、体調が悪ければ30分おきに休んだってかまわない。つまりは自分が休みたいときに休むのがいちばんです。

ただし、疲労困億の状態になってから休んでも効果はない。
一度グッタリ疲れ果ててしまうと、疲労を回復させるのは容易なことではないからです。

短い休憩時間で元気をとりもどすためには、「少し疲れてきたなあ」と感じた時点で、早め早めに休むようにすればいい。

あまりに休憩を多くとりすぎると、すぐバテる

ザックが重いときや頂上までは、休憩を多くとるよりも、歩くぺースを落としぎみにしたほうが、パテずに一定のぺースで歩き続けることができます。

また、歩きはじめのぺースがつかめないうちは、一定の歩行時間を決めておいて休んだほうが早く自分のぺースをつかめるようです。
自分のペースがつかめてきたら、休みたいときに休むようにしたほうがいい。

歩き始めて最初の休憩は、出発してから30分~60分後ぐらいにとるようにして、服装の体温調節、靴のはき心地、ザックのパッキングの具合などを今いち度チェックしておこう。

休むハイカー

小休止と大休止

小休止は10分間くらいがベスト。
休みすぎると体が冷え、筋肉が硬くなってしまう。
この短い時間内に疲労を回復させるためには、ただボーッと腰を下ろしていたのではダメ。

ストレッチングなどで体を動かし、酷使された筋肉をほぐしてやることが大事。

また、小休止は体を休めるためだけにとるのではなく、急登や難所の前
後にとって、気を引き締めたり緊張をやわらげたりするのに利用するといい。

山頂に到着したときや、昼食時にとる大休止は、疲労回復というより山を楽しむために欠かせないものです。できれば展望の開けた心地よい場所を確保して、思う存分に精神を解放したいもの。

ランチやティータイムを楽しむのもよし、山岳写真や山座同定など趣味に興ずるのもいい。
このひとときを楽しく過ごすことが、パテを忘れさせてくれるはず。
ただ、大休止には30分~1時間をとることが普通なので、セーターやジャケットをはおって体を冷やさないようにしよう
レインウエアのジャケットを活用すればいいでしょう。

テキストのコピーはできません。