毒のある山菜やキノコによる食中毒に注意

きのこ

山菜やキノコの食中毒事故の多くは、食べられるものと有毒のものとをまちがえて採取してしまうことによって起こる。

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とくに形状や色などがよく似ているものに要注意

生半可な知識でのキノコ狩りや山菜採りは絶対に避け、採取するときは山菜やキノコに精通している人などに同行してもらうようにしよう。

また、「いかにも食べられそう」といった、見た目で判断するのも大変危険である。

山菜やキノコだけではなく、おいしそうに見える木の実としてドクウツギやシキミ、クロウメモドキ、ナンテン、ヒョウタンポクなども、生食や果実酒にしたりしないように。

なお、スギヒラタケは食用とされてきたが、近年、日本海側の地方でスギヒラタケを食べた人が相次いで急性脳症とみられる症状を発症、死亡例も多数確認されている。

発症者のほとんどは腎機能障害で、現在、関係機関が原因を究明中。因果関係がはっきりするまでは、スギヒラタケは食べないほうが無難だろう。

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もし毒性のある山菜やキノコを口にしてしまったら・・・

口に入れたときに、少しでも違和感を感じたときには、すぐに吐き出すこと。

飲み込んでしまったら、のどに指を突っ込んですぐに吐き出し、さらに水かぬるま湯を飲んで吐き出すことを繰り返して胃の中を洗浄する。

そのうえで病院に急行するが、吐き出したものを持っていけば原因が判明し、適切な治療が受けられる。

食後、嘱吐・下痢・腹痛などの食中毒症状が出たときも同様に。

小学館
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