神服神社のヤマモモ(大阪府高槻市)

433年ごろに建立された古社の本殿前に、その巨樹はある。
夕暮れ時、葉は金色に神々しく輝いてた。
樹に近づくと幹周り3.42mの風格ある幹に、竜のように自由奔放にうねる多数の枝がうごめいている。
丸い帽子型の外見からは想像できない躍動感。
あぁ生きているんだな。

神服神社は、延喜式神名帳にある摂津国島上郡三座の一つで、服部連が5世紀中頃に創建。ヒノハヤヒノミコト、マラノスクネ、スサノオノミコトが祀られています。

奈良時代、摂津国島上郡服部郷にあたり、服部連(はっとりのむらじ)の本拠地であったため、服部神社といったが、延喜年中に名を神服神社に改められました。「かむはとりじんじゃ」と読むが、現在は「しんぷくじんじゃ」と呼ばれ親しまれている。

また神社のある塚脇地区一帯には、約50基もの古墳が群集する塚脇古墳群(古墳時代)があります。
また、神社の南側には、大蔵司遺跡(弥生時代~鎌倉時代)がひろがり、このあたり一帯は古くから人々が生活を営んできた地域でもありました。
さらに江戸時代には、神社の近くを通る道は神峯山寺へと参るために利用されており、神服神社へ立ち寄る人も多かったといいます。

※所在地
高槻市宮之川原元町2-25

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