ワークマンのジョイントバックパック、 ハイカーズエディションで登山はできない理由~使用上の注意~

ワークマンのジョイントバックパック、 ハイカーズエディション

容量41リットルなら、1泊程度の旅や登山やハイキングにも十分に使えます。
しかもワークマンお得意の超撥水加工と、ベルトがたくさんついてカスタマイズも思いのままで、自分の旅スタイルに合わせることができる待望のバックパックを購入しました。

数か月使ってみて、期待通りだったこともあれば期待外れだったことも見えてきたので、ここでまとめてみようと思います。

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最良にして最悪の重大な欠点

このワークマンのジョイントバックパックには、最良でもあり、最悪でもあるという重大な機能があります。
それは、フルオープンタイプの構造です。
確かに荷物を詰め込むときに上手にパッキングができるので便利ですし、中の荷物を取り出すときも大変便利な機能です。
しかし、フルオープンの機能が仇となってファスナーが歩いているうちに下がって、知らないうちにフルオープンになり、中の荷物を散乱させてしまうという悲しいことが起きやすいのです。
バイクで走っているときにそうなると、目的地に到着したときには、バックパックの中身が空になっていたなんてことが起こるのです。

このメインのファスナーを真上で止めていると、知らないうちに全開になっていることがあります。

勝手にフルオープンを防止する方法

ファスナーの位置を真ん中(上部中央)や上辺で止めると、勝手にフルオープンしやすくなります。
特に中央の縦ファスナーのポケットに、荷物が入っているときはそれが起きやすい。
だからファスナーは左右どちらかの始点(下部端)で止めることです。さらに心配であれば、ベルトを追加して勝手にフルオープンしないようにすることです。

本当はサイドベルトがこのファスナーを覆うような形で設置されていればよかったのですが、残念ながらこの初期モデルはそうなっていません。

登山用としては頼りない

41リットルあるといっても、生地が薄いのであまり重いものを詰め込むことができません。
ショルダーベルトも薄めなので、ウエストベルトである程度支えることができても辛いでしょう。肩が悲鳴をあげそうです。
ただし、生地が薄めといっても、とても丈夫な生地なので少々岩で擦ったりしても破れることはないでしょう。
軽量というのもULという観点からみれば合格です。

ベルトも各所についていますが、一般的なバックパックと比較すると幅が細いです。細いから扱いやすいという面もありますが、不安定になるとも言えます。
ウエストベルトもモンベルなどのメーカー品であれば、ベルトの端を持ってギュッと締めることができますが、ワークマンのバックパックはウエストベルトが締めづらい。締まるけど動きがとてもぎこちなくて、余分に手間取ります。

小物入れはとても便利だけど、ベルトが細いのが欠点

トラベルバック、通勤バックと考えればかなり優秀

背中のメッシュ加工されたクッションは、無いよりはましという程度で、それなりに蒸れます。暑い日は背中びっちょりになります。

ショルダーベルトは薄めで、重い荷物を詰めすぎると肩が痛くなるから、重量バランスに注意を。

中は広めでポケットも多いので、とても使いやすい。これは気に入っている点です。

前面真ん中の縦にファスナーがある部分も意外と容量が多くて良いのですが、こちらは軽いものを入れる方がいいです。例えば大きなモバイルバッテリーなど重いものを入れると、全体の重量バランスが崩れて背負いにくくなるからです。

意外と奥行きがあるので、電車やバスを利用するときは邪魔にならないように持ったほうがいい。

4900円という価格からみれば、十分すぎる品質と機能で、人気になるのもわかります。同時に気になる点もあったので来年以降はまた改良されていくのではないかと思います。

ハイカーズエディションと名付けるのであれば、その名にふさわしいタフなバックバックに育っていくといいな。

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