雪を被った冬山ほど美しいものはない!一人歩きの冬山を楽しもう!

冬山というと、すぐに吹雪、雪崩など危険なイメージを浮かべがち。
そのためか夏によく登っていた人もとんと登らなくなるようです。

雪崩の危険性から言うと、冬よりも春先のほうが圧倒的にリスクが高く、12月~2月の厳冬期であれば、雪も締まって歩きやすい。

山が雪をかぶり一年中でいちばん美しくなるのが冬。
そして、春夏ではとても歩きにくいと感じた藪や草むらが、雪におおわれ歩きやすくなるのも、冬なのです。
この時期をのがす手はないところですが、ひとり歩きである以上、危険性の高い3000m級の山は無理なので、1000m級の低山を楽しもう。

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●一人歩きの低山でも、冬山の魅力は十分に楽しめる

たとえば、冬ならではの山岳展望。
ほかの季節と遠い空気が澄み切っているので、葉を落とした梢の間から思いもかけなかった遠くの山々が望め、歓声を上げることだろう。

展望もさることながら朝日を浴びた霧氷や、夕方に山々がオレンジ色に染まる風景にも目を見張るに違いない。

冬はあまり人が登ってこなくて、のんびり静かに山歩きができるのが魅力。

●一人歩きの冬山登山で気になる雪、寒さ

初めて冬山に登ろうという人は、まず、無雪期に登ったことのある低山から始めるのがセオリーです。
事前の調査、問い合わせなどは前項で紹介した要領で行ない、少しでも不安をなくしてから出かよう。

初心者はとくに雪の量が気になるもの。
コース中の山小屋に電話で聞くか、付近にあるスキー場の雪の量から推測してみるのもひとつの手。

冬山で注意しなければならないことはいろいろある。
たとえば、寒さ。
山では100m登るごとに、気温は0.6度下がると言われています。
1000mの高度差を登ると、一気に6度も下がることになります。

ただし忘れてはいけないのは体感温度です。
冷たい風が吹くと、高度差の気温の変化にプラスされて温度が下がります。
だいたい風速10mで10度ぐらいかそれ以上と考えておくほうがいい。

それだけに冬山用の防寒具は、きちんと整える必要があります。
もちろん自身の身体を鍛えることも忘れずに。

●冬場は夏場よりも、約五時間も少ない日照時間となる

夏場よりも約35パーセントの日照時間の減少が考えられ、夏山のつもりでのんびり歩いていると、コースの途中で日が暮れてしまうなどということになります。

冬山を歩く時はこのことを、しっかり頭に入れておこう。

日が暮れかかってきたからと、あわてて歩くスピードを上げて、ケガをしてもつまらない。

また、冬山では雪が踏まれていない時は、意外と時間がかかるもの。
通常の登山のコースタイムの1.5倍から2倍かかることを想定して、計画をたてる必要があります。

いずれにしろ夏山よりも、早着き早発ちを心がけなければならない。

冬の低山を歩いていると、雲海の向こうに雪をかぶった山並みなどが浮かんで見え、いつかはそれらに登りたいと思う人も多いだろう。

中級山岳に登ってみれば、より冬山のすばらしさを味わえます。

しかし、中級山岳は、ピッケルとアイゼンの世界。
それらの道具を使いこなせないうちは入れない領域だ。

毎年、初雪が降るころに富士山の五合目付近などで山岳会やベテランガイドが主催する講習会が開かれるので、積極的に参加して枝術を身につけたいものです。

最後にひとつ注意してほしいのは、3月~5月の雪を被った山です。雪があるといっても、この時期は冬山ではありません。積もった雪も太陽に照らされて緩くなり、雪崩が発生する危険性があるからです。

登山を楽しむ時期によって、表面上は同じように見えても実際の状況はかなり異なる場合があります。

そのことを念頭に置いて、その時期に応じた登山のルールで楽しんで欲しいと思います。

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