ウエア選びは、その時の状況に対応できるレイヤード思考でコーディネート

生活用品一式を詰めた家を背負って歩くバックパッキングだけでなく、5時間以上歩くようなハイキングであっても、歩く途上で自分の状況に応じて、何度もウエアを脱いだり着たりを繰り返します。

だから自分が持っているウエアの充実度によって、歩行の快適さを大きく左右することになります。

ここではマテリアルの進化に伴うモデルの多様化のなかで、適切なウエアを選び、着こなすためのベーシックなノウハウを解説しましょう。

ハイキング レイヤード

●賢いレイヤードで
 快適な歩行が可能になる

バックパッキングを快適に楽しみたいなら、変化する状況にスムーズに対応するウエアのレイヤード(重ね着)システムを自分なりに確立しておいたほうがよい。

何を基準に「快適」なのかといえば、それは人によって感じ方が異なるため、自分なりの基準を決めるしかありません。

この記事では、ベーシックなウエア選びと、着こなしについて述べるにとどまらざるを得ないので、より各個人にフィットしたシステムはこれをベースにして、それぞれでコーディネートを考えてもらいたい。

レイヤードは、次の3種類のウエアを状況に応じて重ね着していくことが基本になります。

レイヤードの構成素肌に近いほうからアンダー・インナー、ミッドレイヤー、アウターの順番になります。
アウトドア専門店に行くと、上記のような用語がPOPや説明書きによく使われているので、覚えておくといいでしょう。

アンダー・インナーは、ここでは素肌に身に着ける下着、およびシャツ、ショーツ、パンツのこと。

気温が暖かい状況ならば、これらだけで活動できます。

ミッドレイヤーは、ここでは主に保温を目的としたウエア。

アウターについては、いわゆるシェルと呼ばれる防風、防水機能を持っているもの。

アウターのマテリアル(生地素材)は、着用する季節によって、その目的が異なり、状況によってはミッドレイヤーの上でなく、アンダー・インナーの上に直接羽織る場合(初秋の山などで夕方気温が急に下がった場合)もあります。また、一般的なレインウエアもアウターと言えます。

初夏や初秋はもちろん、真夏の高山では、地上と頂上付近では全く気候や温度が異なることが常識で、アウターを持参していないと、寒さで動けなくなり、遭難につながる恐れがあります。

また低山であっても、汗をかき過ぎたり、風にあたりすぎて、低体温症や熱射病になる場合があるので、やっぱりどんな時にもアウターは必須だと言えます。

●レイヤードの理想としては・・・

自然環境の中を歩くには、すべての状況に対応できるウエア類を用意することが必要ですが、これはあくまで理想の考えです。

実際は自分の手持ちのウエアのなかで、出かけようとしているフィールドに対応できるものを選んで工夫すればいいのです。

ただ、フィールドの気象は千差万別、千変万化なので状況別に細かく、予想される状況に対して、それに対応するウエア、およびその機能について理解をして、必要なものをパッキングしておくこと。

そうすれば少なくとも凍えたり、熱射病になることはないでしょう。

★汎用性が高くザックに常備しておきたい高機能レインウエアについて
【詳しくはここをクリック】

★春から秋にかけて使える軽くて高機能なアウターについて紹介します
【詳しくはここをクリック】

●マテリアル(生地素材)の種類と機能について・・・

アンダー・インナーウエアのマテリアルについては、着用する季節によってまったく異なってきます。

暖かい時期ならば通気性に優れ、発汗によるベトつきを抑えるマテリアル。

最近ポピュラーなのはメッシュ素材や、コットンに似た風合いで速乾性に優れたナイロン素材(化繊)などがあります。

逆に寒い時期にはより保温性を高める機能を持った、薄手のフリース素材やウールのようなマテリアルが主流になります。

アンダー・インナーウエアは、着替える機会も多いのである程度枚数を持っていたいところです。
でも昔は高価なメーカー品しかありませんでしたが、最近はユニクロに代表される衣料ブランドやイオンのPB商品でも、機能的なマテリアルを使ったものが販売され、価格的にも手に入りやすくなりました。

ミッドレイヤーについては保温性を向上する素材、ダウンや化繊のインシュレーション(中綿)を使ったり、厚手のフリース素材が用いられます。

アウターのマテリアルの大切な役割は、防風・防水機能と透湿機能を併せ持つ素材であること。

ゴアテックスに代表されるこれらの素材は、今も進化を続けています。
初心者がよく迷ってしまうのが、同機能をうたったマテリアルが多岐にわたっている点です。

ウエアに付けられたタグには、さまざまな商標名が書かれています。「Supplex」「「Primaloft」「Sympatex」なと。

どれを選べばいいのか迷ったら、アウトドアショップやメーカー直営店の店員に聞くのがいちばんいい。

アウターに関しては数万円するものが、多いので購入する時はできるだけ専門店か直営店で購入するほうがいい。

自分の行動エリヤや、これから行くエリアのことを店員に話しておくと、的確なアドバイスをもらえます。

直営店でも、型落ちしたものは半額に近い価格で売られていたりします。機能的には全く問題がないので、そういうのも狙い目です。

●アウターの保管は注意が必要

高価なアウターは、できれば長く使いたいもの。
特に防水機能を施されているものは、広げて乾燥した場所で保管するほうがいいのです。

特にレインウエアに関しては、小さなスタッフバックに詰め込んだまま長期間保管していることがよくあり、そうするといざ使おうとした時に、皺になった部分から浸水してきたりします。
それだけではなく、コーティングされた部分が固着したり、ネバネバしてきたりします。

高機能で丈夫なアウトドアウエアは、きちんと保管すれば、長く使えるので、注意しておきたいものです。

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