シュラフのメンテナンス、汚れが目立ってきたら丸洗い

テント泊を年間数回しかしない人でも、春夏に一度でも使うと結構汗を吸収していることを知っていますか?

テントや小屋の中でしか使わないシュラフだから、「それほど汚れないもの」と思っていませんか?

しかし、顔や首筋の脂分、全身から出る汗、ウェアについた汚れ、テントや小屋の中の汚れなどがシュラフについています。

かといって毎回使用するたびに必ず洗う必要はありません。

シュラフの汚れや臭いが気になってきたら丸洗いをします。

ダウンシュラフの場合、「洗うとダウンの油分がなくなり性能が落ちる」と洗うことを控える人もいますが、汚れをそのままにしてしまうと、その汚れがダウンに付着して保温性が損なわれてしまうこともあります。

ダウン専用の洗剤なら油分を余分に取ることもないので、積極的に洗って汚れを落とそう。

化繊の中綿が入ったシュラフならば、化繊用の洗剤を使って、洗濯機での丸洗いもできます。

シュラフのメンテナンス

シュラフのメンテナンスのポイント

□ 臭いや汚れが気になったら丸洗いする

□ダウンは専用洗剤で洗う

□ しっかりとすすぎと乾燥をする

□ 撥水スプレーで汚れと濡れを予防する

□保管時はゆとりのある袋に入れる

シュラフを使用する前に準備しておくこと

ファスナーに不具合がないか

山行中にファスナーが閉まらない、という状況を避けるために、ファスナーがちゃんと機能するかあらかじめ調べておこう。

縫い目にほつれがないか

ちょっとしたほつれでも、そのままにしておくとそこからどんどん広がってしまう場合もあります。ほとんどのアウトドアショップやメーカーに相談すれば修理に対応してくれるので、ひどいときは修理に出しましょう。

コードロックに不具合がないか

襟元を閉めるコードロック類が機能するかもチェックします。コードロックが壊れていたりコードが抜けていたら補修します。コードロックは手芸店や100円ショップでも手に入ります。

面ファスナーに不具合がないか

面ファスナーは着脱するときに力がかかるので、生地に縫いつけてある部分がほつれていると、取れたり、生地が破れたりしてしまうので注意。

ダウンシュラフの使用後のケア

①汚れが目立つ部分にダウン用洗剤を染み込ませる

首筋や顔、足元など素肌が触れる部分の生地には、脂分による汚れがつきやすい。必ず洗う前に、その部分にダウン用洗剤の原液を直接染み込ませておけば、汚れが落ちやすくなります。原液を染み込ませてから生地を軽くもんで洗剤をなじませれば、より落ちやすい。

②タライに水を張り、ダウン用洗剤で押し洗いする

大きめのタライにシュラフが浸かるくらいのぬるま湯を張り、ダウン用洗剤を溶かしてからシュラフを入れて押し洗いします。ダウンがちぎれないよう、優しく洗うようにしよう。力を入れてもみ洗いするとダウンが傷んでしまう。

③充分にすすぎ、水分を押し出す

湯を入れ替えて、泡が出なくなるまですすぐ。完全に洗剤が落ちるように、頻繁に湯を入れ替えて根気よくすすごう。泡が出なくなったら、シュラフを押すようにして水を切る。絞るとダウンを傷めるので押して水を切る。

④乾燥機にかけた後、ファスナーを開けて日陰で干す

水を切ったら、乾燥機で乾燥させる。乾燥途中に何度かダウンをほぐすようにかき混ぜると、より乾きやすくなります。乾燥機がない場合は、すのこに乗せて陰干ししよう。乾燥機を使うと、乾きにムラがある可能性もあります。半日ほど陰干して、熱をさますとともに自然乾燥させるとよい。

⑤撥水スプレーをかけ、再び乾燥機で熱を加える

完全に乾いたら撥水スプレーを生地全面にかけて再び乾燥機に入れます。熱をまんべんなく加えることで撥水成分が生地に定痛し、撥水機能が増すとともに、汚れもつきにくくなります。

化繊綿シュラフの使用後のケア

①汚れが目立つ部分に化繊用洗剤を染み込ませる

ダウンシュラフ同様、首筋や顔、足元など素肌が触れる部分には、脂分による汚れがつきやすい。洗う前に化学繊維用洗剤の原液を直接染み込ませれば、汚れが落ちやすくなります。生地をもんでからを染み込ませると、より効果的。

②洗濯機で洗い、脱水、乾燥をする

化繊綿のシュラフは、洗濯機と乾燥機で洗い・脱水・乾燥までできる。洗濯中にファスナーが擦れて生地表面を傷めることがあるので、ファスナーをきちんと閉めてから「弱」で洗う。乾燥にムラがないよう、乾燥機にかけた後は陰干しします。その際、ファスナーを開けて熱を冷ます。

③撥水スプレーをかけ、再び乾燥機で熱を加える

完全に乾かしてから、撥水スプレーを生地全面にかけて、再び乾燥機に入れます。熱によって撥水成分が生地に定藩すると、撥水性能が増し、脂分などの汚れがつきにくくなります。

シュラフカバーのメンテナンス

①汚れ が目立つ部分に化繊用洗剤を染み込ませる

首筋や顔が当たる部分は脂分の汚れがつきやすい。そのような汚れが目立つ部分には、直接洗剤の原液を染み込ませ、生地になじませてから洗うと、より落ちやすくなります。

②洗濯機で洗い、脱水、乾燥をする

表面生地が擦れてしまわないようにネットに入れてから洗う。脱水の前に、カバー内に残る水を切ってから入れれば、抜けない水の重みで洗濯機に負担をかけることがない。

③撥水スプレーをかけ、アイロンなどで熱を加える

乾いたら、風通しのよいところで生地全体に撥水スプレーをかけ、熱を加えて撥水剤を生地に定着させる。乾燥機でも、当て布をして低温のアイロンをかけても、同様の効果があります。アイロンをかける場合は必ず当て布をして、低温でムラなくかけよう

シュラフに小さい穴が開いてしまったら

小さな穴が開いてしまったら、まわりの汚れをよく落とし、穴より大きめに丸く切ったリペアシートを貼り、しっかり圧着します。

リペアシートはアウトドアショップや手芸店などで手に入ります。ただし、シュラフカバーなどゴアテックス素材を使っているものは、専用のリペアシートを使ったほうが良い。

シュラフの保管方法

シュラフは圧縮せず、通気性のある袋に保管する

付属のスタッフバッグに入れて圧縮した状態での保存は避けましょう。

通気性のある大きい洗濯ネットや、大きめの綿のスタッフバッグに入れ風通しのよい場所で保管します。

シュラフカバーはスタッフバッグに入れず、吊るして保管

きつくたたむと折り目から生地が劣化してしまう。

理想は吊るした状態での保管ですが、たたむ場合は折り目がつかないようにします。

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