神戸六甲山系の隠れ山、長峰山で360度の眺望を楽しむ

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神戸の背山として知られる長峰山は、摩耶山の人気の影にかくれているせいか、あまり登る人が少ない山です。
だから穴場ともいえるのですが、山頂には天狗塚という岩場があり、眺めもよく、アルペン気分が味わえるところ。

杣谷というところは居留地時代にカスケードバレイと呼ばれ、古くは小滝が連続する静かな谷道だったところ。
長峰山は道標が多く、山道に入ってしまえばハイキングの初心者でも歩きやすい。
ただし、アプローチの阪急六甲駅から伯母野山までは住宅街の坂道が急で結構つらいので、タクシーを利用するとあとが楽です。
柚谷の下りは少しガレた所や、花崗岩の河床が出ている所もあるので、降雨後は滑らないように注意しよう。
水場はないので飲料水は必ず持参するように。
適期は盛夏の日中を避ければ、いつでもよい。冬期のツバキも見どころの一つ。

・歩行時間/約4時間
・コース/阪急電鉄・六甲駅→阪急六甲駅→伯母野山の碑→登山口→送電線鉄塔→長峰山→仙谷峠→長峰堰堤→阪急六甲駅
・地形図/25000分の1神戸主部
※この紹介記事は数年前のもので、現状とは道や近隣の状況がかなり異なる場合があります。内容は参考程度にとどめて実際に歩かれる方は、必ず最新の地図とガイドブックをご用意ください。

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■阪急六甲駅から360度の眺望が広がる長峰山へ(約2時間)

長峰山は、六甲最高峰と摩耶山の六甲山系主尾根から南方に向かって派生する長峰尾根上の山塊です。
山頂には天狗塚と呼ばれる巨岩があり、そこを目指して歩きます。
この山は主尾根から大阪・神戸を結ぶ阪神都市圏側に張り出した尾根上に位置することもあり、大阪湾を中心とする地域を広く展望することができます。

阪急六甲駅から六甲学院を目指して市街地を抜けていきます。
六甲登山口の交差点からバスが通っている道を西に向かって歩いて、都賀川を渡った所から北へ伯母野山を目指す。
ここからは結構急坂なので、途中でバテないように、特に初心者や日頃運動をしていない方はゆっくりと登る事。

六甲学院を過ぎてさらに登ると、住宅地の道の右に伯母野山の碑があります。
この先を登り切って山裾に突き当たり、右の柵を入ってグランドを抜けると、送電線鉄塔があり「天狗塚」への道標に出合う。
ここが長峰山の登山口。

雑木がまばらに生えている林は明るく開けて、登り口にはコースを案内する地図もあります。
持参した地図と見比べながら、ここで全体を把握しておくとよいでしょう。

そして広い山道を登っていくと5分程で堰堤にでてきます。
ここには小さな水場(枯れるときもあるので期待してはいけない)があり、ここから沢を渡って階段が付けられた登山道を登っていく。
この辺りは、12月下旬になるとツバキがきれいに咲くことで知られています。また、モミジもあるので晩秋にくれば真っ赤に染まる景観を楽しみながら山歩きができます。

登山口から30分程で送電線鉄塔に出合う。ここで標高約450メートル地点です。

階段になっているジグザグ坂をゆっくり登ると2つ目の鉄塔があります。
周辺はツツジの木も多く5月上旬には登山道に彩りを添えてくれるでしょう

やっと急坂の登りが一段落した頃、林を抜けるとクマザサのなだらかな道となります。
小さな登り下りを繰り返して、待望の眺望が広がる長峰山の山頂に着く。
天狗塚と呼ばれる岩場に腰を下ろすと360度の展望が楽しめます。近くには四等三角点があるので確認しておきましょう。

その眺めは足下に神戸市内を置き、西は明石海峡から南方は紀淡海峡、南東方に広く大阪平野を挟んで、生駒・金剛・紀伊葛城の山々を見渡すことができます。逆に、主尾根側には東方の六甲最高峰、西方の摩耶山を挟んで、六甲の山々の展望が広がります。

長峰山から杣谷峠を経て阪急六甲駅へ(約2時間5分)

長峰山から柚谷峠へは小さなピークがいくつかあり、登り下りも結構あります。
こういうアップダウンが続く道は、体力を消耗しやすく、また注意力も散漫になりがちなので、疲れていなくても小休止するぐらいのペースで歩こう。

柚谷峠へ続く尾根の北側に市立自然の家があって、オリエンテーリングコースの標識が何本も立っています。
山頂から40分程かかけて歩いて行くと柚谷峠に下り着く。
ここには奥摩耶ドライブウェイが走り、立派なログハウス調のトイレが建っています。
ドライブウェイを右に行くと六甲牧場や三国池、左に行くとトエンティクロス、天上寺、摩耶山で、ドライブウェイを渡ると穂高湖へとつうじています。
こうして考えると、峠というのはやはり交通の要所だということがわかります。

杣谷へは南に山道をたどります。
石段を5分も歩くと沢に出る。
沢を渡ると少し荒れた道となります。

堰堤を2つ越えてスラブ(一枚岩)状の岩を、滑らないように渡って滝に出合う。雨上がりなどで岩が濡れている場合は充分に注意して歩こう。
この辺りは古くから歩かれた杣谷の風景が今も残っている所です。

滝を過ぎ2段の堰堤を巻いてステップを下っていく。
沢から少し離れた登山道を下ると大きな堰堤があり、その前を横切って白い柵沿いの道をたどると杣谷堰堤の河原が広がる。
堰堤を右に巻いて下った所が長峰堰堤で、水場(飲料は不可)があり、住宅街を抜けると阪急六甲駅に戻ります。

無事に下山できたら神戸六甲山系の隠れ山、長峰山で360度の眺望を楽しむコースは終わりです。
次回の登山をまた計画してみてくださいね。

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