ヌカカ(蚊)とブヨ(蚋)、アブ(虻)に刺されないための防虫対策

デング熱を媒介して人に病原菌を拡散する街の蚊もやっかいですが、山や川などの周辺に棲息する蚊やブヨは、街に棲むものより刺されると猛烈にかゆくなり、とてもやっかいです。
場合によっては刺された患部が化膿して、病気になってしまうこともあります。
春から秋にかけて、防虫対策を怠らないようにしないといけません。

ヌカ蚊

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●ヌカカに刺されるとどうなるか?

この蚊は、海上から山地までの広いエリアに生育し、山林や野原などの小川付近に大発生します。
おもに春~秋にかけての薄命薄暮に活動。日中や夜間に刺されることもあります。

この蚊は体長1.5ミリ~2ミリ、ヤブカよりもずっと小さな吸血昆虫です。
防虫網や蚊帳の網もくぐり抜けてしまい、ときに襟元や袖口や頭髪のなかにまで入り込んで刺します。
ただし吸血するのは雌のみ。

山登りでは、沢の出合などで休憩しているときに、大発生したヌカカにあちこち刺されることがよくあります。

刺されても弱い痛みをチクリと感じる程度で、気づかないことのほうが多いようです。
これは刺すときに痛み止めの物質をいっしょに出すからで、ブユなどほかの吸血見虫も同様です。

しかし間もなく激しいかゆみが起こり、長引くとそれが1週間ほど続くこともあります。
とにかくかゆいので、かきすぎて患部を化膿させてしまう人も多いようです。

●ブユ(ブヨ)に刺されるとどうなるか?

ブユの約60種類がが日本全同に分布、種によっては山地に生息するものもあります。

渓流や小川などの汚染されていない清流に幼虫が棲むことから、おのずと成虫もその川辺に多く見られます。

発生期は種によって異なりますが、春から夏にかけてが要注意。
ただしアシマダラブユは、九州以南では年中発生しています。

吸血活動は朝夕の2回、その時に活発化します。

体長2.5ミリ~3ミリ、「ブヨ」「ブ卜」などとも呼ばれるハエに似た吸血昆虫で、やはり雌のみが吸血します。

刺されたときには軽い痛みを感じる程度ですが、しばらくすると激しい痛みとかゆみが起こり、丘疹が生じます。
この丘疹の中央に小出血点が見られるのが、ブユに刺されたときの特徴です。

かきすぎて患部が化膿してしまうケースも多く、人によってはアレルギー症状を起こすこともあります。
かゆみは周期的に生じ、それが1~2週間続きます。

ブユ

●アブ(虻)に刺されるとどうなるか?

アブは、日本全国に約100種類が核息しています。
小川、水田、沼などの湿地が発生源で、牧場や温泉周辺でもよく見られます。
また、山地に分布する種も少なくありません。

アブの発生場所は毎年決まっていて、北海道や東北、北陸の山間部では局地的に大発生することがあります。

アブの発生期は種によって異なりますが、だいたい夏を中心に春から秋にかけてです。
おもに日中に吸血します。

アブは、ハチに似た吸血昆虫で、体長は10~30ミリ、やはり雌だけが吸血します。

ヌカカやブユとは違い、刺された瞬間に激しい痛みがあり、出血も見られます。

アブに刺されると患部はやがて赤く腫れ、翌日あたりからかゆみが激しくなり、人によっては2~3週間続くこともあります。

アブ

●ヌカ力、ブヨ、アブの対処・救急法

これらの吸血昆虫に刺されたときには、抗ヒスタミン剤を合んだステロイド軟膏を患部に塗るのが基本です。

アブやブユの場合は、軟膏を塗る前に患部をギュッとつねるか前歯で咬むようにして、毒液を出しておきます。

かゆみが激しいときは抗ヒスタミン剤を内服します。
そして細菌による二次感染を防ぐため、汚れた指でかかないように注意しましょう。

●ヌカ力、ブヨ、アブの予防法

なるべく皮膚が露出しないウェアを着て行動するのが最善の予防策です。
肌が露出しているところや襟元、袖口の周辺には、あらかじめ虫よけ薬を塗っておくといいでしょう。

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