山頂から神戸一望、絶景が広がる六甲山系摩耶山

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暑い夏場はとてもじゃないけど日中に登る気にはなりませんが、夕方から夜に掛けて登ると暑さも和らいでしかも、山頂では1000万ドルの夜景が待っています。
摩耶山は平成13年にロープウェイ、ケーブルが復旧し、今ではにぎわいを取り戻して、週末になると標高702mの山頂の広場では、フリーマーケットなどのイベントが開かれるようになりました。
でもここは昔は大きな寺院があった摩耶夫人像を納める信仰の山であり、神戸市民の行楽の山、神戸背山登山のメッカと様々な顔を持つ自然の残る山に、ダイナミックな天狗道からチャレンジするコースを紹介します。

市ガ原からはじまる急登、天狗道は道標も整備されていて道は歩きやすいので初心者でも大丈夫。
ただし、低山とはいえ、かなりの標高差を一気に登るので、ペース配分が大切になります。
ここを登り切るコツは、新神戸駅から市ガ原の間を歩きながら、うまくウォーミングアップをして体力を維持しておくこと。
急登は、一歩一歩確実に小さな歩幅で登ると疲れない。
水分の補給も休憩ごとにするとよいでしょう。
このコースの適期は盛夏を避けると四季を通して歩けるが、むし暑い日は体調を崩しやすいので日差しの強い日中を避けて早朝か夕方に登りたい。

・歩行時間/約4時間
・コース/神戸市営地下鉄・新神戸駅→市ガ原・桜茶屋→天狗道登り口→学校林道分岐→摩耶山→摩耶山史跡公園→行者茶屋跡→青谷道→阪急電鉄・王子公園駅
・地形図/25000分の1神戸主部
※この紹介記事は数年前のもので、現状とは道の状況が異なる場合があります。実際に歩かれる方は、必ず最新の地図とガイドブックをご用意ください。

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新神戸駅から急登が続き、ペース配分が重要な摩耶山への道(約2時間30分)

地下鉄新神戸駅を降りたら、山陽新幹線新神戸駅の高架をくぐって布引貯水池に向かいます。

橋を渡った所で滝めぐりコース、遊歩道と分岐しますが、途中で出合う貯水池ゲートを入ると布引谷に沿って遊歩道を歩いて行きます。
この道は、ダムがある管理棟まで続いています。

遊歩道で貯水池の上のゲートを抜けていくと、行楽時期や週末に営業している茶店がずらりと並んでいる所が市ガ原です。

桜茶屋の前にこの地点の最奥の公衆トイレがあります。この先は長いので心配な方は済ませておきましょう。
桜茶屋を過ぎると、その先に井戸水があり、畑を過ぎていよいよ山道となります。
コースとなる登山道は布引谷から離れて斜面を登っていく。
このあたりの谷は、堰堤ができる前は天狗峡と呼ばれ、素晴らしい景観だったという。

登山道を登ると、右手に道標が立っていて、天狗道の登りが始まります。
そして右に折れて、雑木林の坂道を登っていく。ペースを乱さないでゆっくりと登っていこう。
このあたりの雑木林は新緑や紅葉の頃が雰囲気もよい。

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少し登り疲れたかなと思う頃、学校林道分岐で木がまばらに生えている林の平坦地となります。
ちょっと休憩するのに調度よいので、身体が冷え切らないぐらいに少し休んで、呼吸を整えておこう。

ここを過ぎるとのどかな山の風景とは変って、岩混じりのアルペンムードとなります。
岩に登ると須磨アルプスや大阪湾が眺められ、登ってきた疲れが少しやわらぐでしょう。

岩場からひと登りで舗装路に出ると摩耶山で、上野道、青谷道へは手前の道標で右に折れるが、掬星台の広場まで行って摩耶山一番の展望を楽しもう。
昔は紀伊・河内・和泉・摂津・播磨・淡路・丹波・讃岐の八国が俯瞰できることから、八州嶺(はっしゅうれい)とも呼ばれていました。
この広場には水場やトイレ、売店もあります(売店は休業している場合あり)。神戸の震災から7年近く運休していた摩耶ケーブル、ロープウェイも、平成13年春に復旧し、「まやビューライン」として現在も人気を集めています。

広場は眺めがとてもいいのですが、結構風が吹いていて、最初は熱で火照った身体に気持ちが良くても、すぐに冷えてしまいます。
ここでランチを食べたり、長居する場合はレインジャケットやウインドブレーカーを羽織るなどして、身体が冷え切らないように充分に注意してください。

摩耶山から青谷道から王子公園駅へ(約1時間30分)

摩耶山山頂をあとにして、摩耶山史跡公園に向かう。
先はどの道標で上野道、青谷道方向に下るが、林の中に摩耶山の三等三角点があるので立ち寄るとよいでしょう。

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スギ林の中の参道をたどると、焼失して移転した天上寺跡の奥摩耶山史跡公園です。
ここにはトイレはないので注意してください。
いまでも残っている古い山門や石段、鉄の手すりなどに往時がしのばれます。

※摩耶山 旧天上寺跡
摩耶山・天上寺は観音霊場、安産祈願の寺として信仰を集めたお寺で、1976年(昭和51年)1月、賽銭泥棒による放火のため、仁王門や一部の塔頭・庫裏を除いて全焼しました。その場所が現在の摩耶山史跡公園になります。山門(仁王門)は原形をとどめていますが、その他の主要建造物は残っていません。史跡公園には焼けこげた木立が残っており大火を物語っています。

大火の後天上寺は開祖の地と伝えられる元摩耶(摩耶山山頂から北へ徒歩10分)へ移転し現在に至ります。

ここから上野道への分岐で左へ青谷道を下る。
急な道だがすぐにお不動さんがあり、歩きやすい道となります。

広場となっている行者茶屋跡(行者堂)を過ぎると湧き水の水汲み場があります。
青谷唯一の茶屋、あけぼの茶屋は早朝から昼過ぎまで毎日登山者を迎えています。
神戸の古い山岳会「神戸突破嶺会」の集会所が茶店の前にある道を下ると茶畑があり、青谷の市街地で西郷川沿いに出ると王子公園の神戸登山研究所があり、阪急王子公園駅はすぐ。

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