単独で歩く登山の場合は、休憩はしっかりと取ること。休憩は登山をするためのワンステップではなく、登山そのもの

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休憩をちゃんと取るようにしよう。
そんな当たり前なこと、言われなくてもそうするに決まってる。
これがとっても簡単そうに思えるが、実際、経験してみると意外に難しいのが山でとる休憩です。

とくに独り歩きの初心者は、目的地へ早く着いて安心したいためか、ペースが早くなりがちになります。

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独りで歩いていると、身も心も緊張しているからあまり疲労を感じない

登山中に息が上がっても何秒か休むと、疲労がとれた気分になって、またスタスタと歩き始めることが多いのが単独行の登山者の特長です。

しかし、どうかしたはずみで緊張の糸がプッンと切れると、途端に疲労を感じてしまい長い時間休憩したり、つぎの一歩を踏み出すのがおっくうになったりします。

また、行動中にそうならなくても、山小屋やテント場に着いてから何もやる気が起こらず、食事もしないで眠りこけてしまうことも、山ではよくあることです。
そうならないためにも適度な休憩は必要です。

一般的に言われているのが、50分歩いたら5〜10分休憩をとる方法。
あるいは30分歩いて5〜10分休憩をとる方法です。
もっともこれは、あくまでも基本。
いかにリズムを持って休憩するかということが必要になるから、時間の長短は自分の体力と相談して決めたい。

休憩の要は、休憩するたびに、蓄積した疲労を断ち切り、つぎの行動に持ちこさないということです。

最近は見られなくなったが、大学のワンゲルや山岳部のボッカ訓練は疲労を持ちこす典型的な行動パターン。
それは山の楽しさをうばうばかりでなく、心不全などで死に至ったことも過去に何度かあったのをご記憶の方も多いでしょう。

山を長く深く独りで歩いていくためにも、よりよい休憩の仕方を覚えたい。

ただ独り、静かに自分の好きな場所で休憩していると、自然がより身近に感じられます。
途中だけど山へきてよかったとしみじみ感じることができます。

歩いている時はあまり考えごとはしないけど、休憩した時に景色を見ていると、大げさかもしれないけれど人生のことを考えたりすることがある。

このように休憩は単に登山をするためのワンステップではなく、登山そのものということがおわかりいただけたと思う。

休憩の基本は、蓄稜された疲労を断ち切ること。より効果的な休憩をする方法とは?

疲れをとるために飴やチョコレートをよく食べる。
ふだんは見向きしないのに山では必需品となります。
あとは水を飲んだり、軽い体操をしたりするのもいい。

軽い体操とは、膝の屈伸連動、腰の筋肉をほぐす、首から肩にかけてゆっくり川転させるというもの。

休憩している間に確認したいのは、自分の体力と登山靴の紐がほどけていないか、どうかなどの身のまわりのチェック。
体調の好不調は登山するたびに違うので、その時の状態で前に進むか戻るかを判断すべきです。

休憩時間の長さは、その人の体力、体調によるが、「エンジンの冷めないうちに」ふたたび行動に移ることをおすすめします。
ただし、大休止の時は約1時間くらい、コーヒーでもわかしながらゆっくりと楽しみたいもの。
注意することは、絶対に身体を冷やさないことです。
暑いからといって薄着でいると身体が冷えますし、風に当たるとすぐに体温が奪われてしまいます。
身体が冷えてしまうと、疲労が蓄積して動けなくなってしまうことがあります。

頂上付近は人が多く、静けさを味わえないことが多いが、少し場所を移すと、案外よい展望台が得られるものです。
独り歩きの気楽さでよいシチュエーションを選ぶべきでしょう。

悪天候の休憩の際は、山小屋や避難小屋に人って天気の川復を待ったほうが適切。
もし、そういう施設がない時は、風や雨の方向を考えて器陰や木陰で休憩します。
意外と楽に風雨にさらされず休憩できるものです。

忘れられがちなのが下山時の休憩。
ついつい休まずに下って行き、膝が笑い出して初めて休憩をとっている人を見かけます。

そうならないためにも、下りでは登りの時よりも気を配って休憩すべきでしょう。

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