最悪の状況を招かないためのハイキングのトラブルの原因と対策

ハイキングに限らず登山で発生する事故といえば、「転倒と滑落」そして「道迷い」です。
どちらも起きるときは、同時に起きます。
道に迷うと不安から焦りがでて、普段は注意深い人でも足を滑らせたりするものだからです。
他にも落石や低体温症や熱中症などがありますが、上記のトラブルが最も多いようです。

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よくあるのがハイキング中の転倒事故

初心者ハイカーでもベテランハイカーでも、下り道などで尻もちをついてしまうのはよくあることです。
そういう場合は、やっぱり集中力が途切れている時によく起きます。
特に、山頂を踏んで帰りの下り道は、気も緩んでいるのでなおさらです。

脚の筋力の消耗が原因になる下山時の転倒は、トレーニングで脚の筋力を鍛えるか、自分の脚の筋力が消耗してしまうような、ハードな計画は立てないようにするか、対策はどちらかになります。

ザレ場、ガレ場、赤士の道での滑落は、注意深く足を運ぶことしか防止の方法はありません。

ただし、慎重になりすぎるのもよくありません。
岩場も同様だが、行動は「細心にして大胆」であるべきで、緊張して体が硬くなっていると、臨機応変に対応ができないから滑落を招き易いし、怖がってヘッピリ腰になるとこれまた滑落し易い。

ハイキングルート上の岩場では、三点確保でゆっくり行動すること

岩場によく付けられているクサリには、体重をかけたりして頼りきらないこと。
鎖に頼らずに、できるだけ足で登ることを意識してほしい。
ハシゴ場でも同様に、丁寧な昇り降りの行動を心がけたい。

自分の前を歩いている人が、危険を感じないのか行動が無造作な人だと思ったら、ちょっと距離を置いて離れる方がいい。
そんな人は三点確保を遵守せず、乱暴に登っていくと靴が滑り、滑落に巻き込まれてはたいへんです。

不安定なガレ場では滑落以上に落石が怖い

ガレ場での足運びは、あくまでもゆっくりと静かに体重移動すること。つま先を蹴り出すような、あるいは跳ね上がるような足運びは石を落とし易い。

石を落としたら、「ラーク」(落石のこと)と大きな声で後続する人に注意喚起すること。

先行する人が落石したら、岩陰に身を隠すとか安全対策を考えよう。
例えば剣岳、カニの横ばいより前靭のガレ場の下りの方が、ずっと緊張するものです。

ハイキング中は低体温症も気をつけた方がいい

人の体温は36度前後ですが、ハイキングで登っているときは身体が熱くなりますが、休憩中や下山中は寒気にさらされると低下します。

ハイキング中に身体が寒くて震えるのは、筋肉を座筆させて熱を発生、体温の低下を妨げようという生理的な反応です。

体温が2度下がって34度前後になると、脳の働きに異常をきたし、言語の不明瞭など精神活動の低下や倦怠感・脱力感が生じるようになります。

さらに体温が低下すると、呼吸停止・心停止を招きます。
夏山ハイキングでも凍死する時は、低体温症になった時です。
寒気にさらされて体温が下がり、自分の体温を維持できなくなる症状を、低体温症といいます。

低体温症の対策は、夏山ハイキングでもクオリティーの高い防寒着を用意しておくこと。

最近の夏は暑いのがあたり前で、熱中症にも用心したい

日射病・熱射病の総称が熱中症です。
カンカン照りの日差しの中、長時間行動していると発汗中枢が麻輝し、汗による体温の放出ができなくなると、頭痛や吐き気、めまいなどの症状が出てきます。

体温の放出ができないと、体温はさらに上昇します。
これが日射病です。
日射病には、すみやかに体温を低下させることが必要。

熱射病はハイキング中に無風、高温多湿下で長時間行動したり、水を飲まなかったり、真水のみ飲んでいたりすると、頭痛・吐き気などの脱水症状が出てきます。
血圧が下がっているので、衣服を緩めて安静にすること。
塩欠乏による脱水症状なので、水だけ飲ませると悪化します。
症状を軽減するためには、昔から伝わるように梅干しがいい。
梅干しで塩分の補給になり、含まれているクエン酸が疲労の原因である乳酸を分解してくれるから。

日射病対策は、つばが大きく直射日光を遮ってくれる帽子をかぶること。
熱射病と共通しているが、まめに水分補給すること。

通気性のいい涼しげな服装をするなど、コーディネイトも考えた方がいい。

しかし夏山ハイキングを快適に楽しむために、なによりも大切なことは、日頃の体調管理です。

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