六甲山系のパワースポットを巡ってゴロゴロ岳へ

ゴロゴロ

山名のユニークさで知られるゴロゴロ岳は、古くは雷岳とも呼ばれたそうですが、以前の標高が565.5mだったことに由来するともいわれています。街からも近く、樹林の豊かな鷲林寺観音谷から奥池、ゴロゴロ岳とポピュラーなハイキングコースです。
六甲山系では人気のハイキングコースで、技術的にも初心者でも歩けるので問題はありませんが、林道や数本のハイキングコースが交差しているので、分岐では必ず地図で進行方向を確かめるようにしよう。
街に近いコースは、安心して歩けるように思いますが、実はとても迷いやすいのです。
水場は鷲林寺と若宮神社に水道がありますが、水が出ない可能性もあるので、必ず事前に用意しておくこと。
適期は9月上〜6月上旬ですが、盛夏の日中を避ければ、オールシーズン楽しめます。
鷲林寺や奥池では4月上旬にサクラ、山中では5月上旬からツッジが咲きはじめ、紅葉は11月中旬頃。冬期は10cm程度の積雪がある事がある。

・歩行時間/約2時間10分
・コース/阪急電鉄 夙川駅(阪急バス乗車)→鷲林寺バス停→鷲林寺観音堂→砂山高原→奥池→ゴロゴロ岳→柏堂町(阪急バス乗車)→夙川駅
※バスの本数は1時間に1本~3本程度で少ない
・地形図/25000の1 西宮・宝塚
※この紹介記事は数年前のもので、現状とは道の状況が異なる場合があります。実際に歩かれる方は、必ず最新の地図とガイドブックをご用意ください。

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鷲林寺(じゅうりんじ)から奥池まで

鷲林寺バス停から西へ舗装路をたどります。
最初は緩やかな登りが続き、時々振り返ると西宮のシンボルである甲山のユニークな山容が目に入ります。
舗装路に沿って坂道を登っていくと、鷲林寺の山門があります。
鷲林寺は、山号を「六甲山」といい、天長10年(833年)、淳和天皇の勅願寺として空海により開創された真言宗の寺です。パワースポットとしても有名だそうで、鷲林寺は4月上旬のサクラ、11月上旬の紅葉が見事でその時期に訪ねる人も多い。境内下の駐車場の外れに公衆トイレがあるので、心配な人はここで済ませておくとよいでしょう。水汲みやトイレを借用したのなら、感謝の気持ちと登山の安全を祈っておさい銭を入れて拝んでおきましょう。

※鷲林寺の寺伝
弘法大師空海が観音霊場を開こうとこの地を訪れたときのこと。
ここを支配するソランジンという大鷲が現れ、火焔を大師に吹きつけました。
大師は清水に浸した木の枝でそれを防いで、大鷲を桜の霊木に封じ込めた。
その霊木で鷲不動明王を刻んだので、寺号が鷲林寺とされた。

本堂の観音堂から右へ境内を抜けると若宮神社があり、その奥から観音谷道が始まる。
沢に沿った観音谷道は、樹林に包まれた静かな道で、途中、行場ともなっている旭滝があるので見学していこう。

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谷道を登り詰めると吊り尾根に出ます。
右に折れるとしっかりとした道で、砂山高原を眺めることができます。
そこを過ぎたところが奥池への分岐になっていて、切り開かれているので、通り過ぎないようにしよう。

奥池への分岐を右に入ると少し湿った道で、やがて沢沿いの道となります。
下っていくと沢の出合となって静かな風景が楽しめます。

このあたりの低山では、春から夏にかけて虫よけ対策はしていった方がよいだろう。
特に木陰に入ると蚊が多いので、イライラしてきますから。

沢の出合から登り返すと一面がクマザサの道となり、そこを登り切るとゴロゴロ岳と奥池を結ぶ道に出ます。
ゴロゴロ岳は左だが、ここで右に折れて奥池に立ち寄って休憩するといいでしょう。
今まで樹林のなかを歩いてきたので、開けた池畔はとても解放感があります。
ビギナーと同行した場合は、必ずこの風景を見せてあげよう。

奥池からゴロゴロ岳

奥池をあとに、先ほど歩いた道を少し戻ってゴロゴロ岳を目指す。
ここは、西宮と芦屋の市境尾根で飯盛尾根と呼ばれています。

芦屋側は諸施設があり、柵が続いているのでそれに沿って尾根道を登っていく。
登りは少しきついので、焦らずにゆっくりした歩調で歩こう。

西側に目をやると東お多福山の向こうに六甲の山並みが続く風景が広がっています。

岩がゴロゴロとしてくると、三等三角点のあるゴロゴロ岳に着く。
その南側には、人間灯台と呼ばれた気象観測所がかってあり、昭和10年の開設から30数年、池野良之助氏が単身観測をされていました。

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ゴロゴロ岳から柏堂町

ゴロゴロ岳からの下山路は、苦楽園尾根と柿谷道があり、ここでは市街地に早く下れる苦楽園尾根を下山。
登りはかなり急な尾根だが、下りは大阪湾を見下ろせて心地よい。
5月上旬のミッバッッジの頃なら最高のフィナーレとなるだろう。
住宅街に下り舗装路で北山緑化植物園のある柏堂(かやんどう)町バス停へと向かおう。

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