「 遊歩の手帖 」一覧

春日神社のクスノキ(大阪府高槻市上牧)

春日神社のクスノキ(大阪府高槻市上牧)

淀川の流れから近い上牧という町がある。かつては深い森の中に、荘厳な社殿を構えていた神社である。今、広い境内は町民の憩いの場であり、高さ14m、幹周3.78mのクスノキが静かに見守っている。地面が固くなってしまったせいか、細かく絡み合った根が露出している。森であった頃は、やわらかい腐葉土で心地よかった...

畑山神社のクスノキ(大阪府高槻市)

畑山神社のクスノキ(大阪府高槻市)

7世紀後半に市内最古の寺院「梶原寺」が、この畑山神社の前にあったという。 明治の神仏分離で畑山神社のみとなった。そんな時代の流れをある時は仏の化身として、ある時は神そのものとして、じっと見つめていたのが、このクスノキだ。 高さ19m、幹周5mの巨樹は、人間の営みに関係することなく本殿の横でじっと...

一乗寺のクスノキ(大阪府高槻市)

一乗寺のクスノキ(大阪府高槻市)

西国街道の風情残る町並みのほど近くにある一乗寺。創建は不明で荒廃していたが、応永34年(1427年)、「鍋かむり上人」と呼ばれた日親上人が、地元住人に請われ建立した。 この寺には弁慶が馬をつないだとの伝説がある高さ29m、幹周6.4m、樹齢約780年のクスノキの巨樹がある。青々とした葉を四方に伸ば...

巨樹みる自然崇拝と人間の本質について・・・

巨樹みる自然崇拝と人間の本質について・・・

巨樹を目の前にしたとき、巡る想いは人それぞれ。古代から私たちが巨樹に接する際には、大きく分けて二つの想いがあるという。一つは「巨樹そのものを信仰の対象とする」もので、巨樹そのものの生命や履歴を考えるもの。もうひとつは、沖縄の御岳信仰のように「巨樹がつくり出す空間そのものを、ひとつの世界として崇め信仰...

巨樹は男性それとも女性なのか?

巨樹は男性それとも女性なのか?

マザーツリーという言葉が西洋にはあります。だから大きな樹を母性に例えたりする文献をよく見ます。では日本はどうかというと、八百万の神々の信仰という古代からの風習があるので、土地によって違いがあるようです。特に男女の区別はなく、ただ「神」として崇めているところが多いかもしれません。

山が多い島国日本で巨樹の森は地球と人間をつなぐ神経のようなもの

山が多い島国日本で巨樹の森は地球と人間をつなぐ神経のようなもの

ちょっと気分的に優れないとき、嬉しいことがあって気持ちが高ぶっているとき、気持ちをリセットしたいと思ったら、巨樹の森を歩きながら森林浴をするのがいちばんいい。乱れた精神状態を、すっきりと整えてくれます。巨樹の魅力と、健康に効果的な森林浴の方法を紹介しよう。

【日光例幣使街道】駕篭を揺すって袖の下をせびる日光社参例幣使の所業が「ゆすり」の語源!

【日光例幣使街道】駕篭を揺すって袖の下をせびる日光社参例幣使の所業が「ゆすり」の語源!

中山道倉賀野から分岐した日光までの道筋に名をとどめたお公家勅使の傍迷惑道中顛末記【日光例幣使街道】 ※この内容は1997年(平成9年)に「歴史と旅増刊号 古街道を旅する」に掲載されていたものを一部抜粋したものです。現在とは状況が異なると思いますので、実際に歩かれる方は、充分に下調べをしてください。...

お田植え桜から地球環境の研究まで。深すぎる巨樹と人の関わり

お田植え桜から地球環境の研究まで。深すぎる巨樹と人の関わり

縄文時代から現代に至るまで巨樹と私たちのかかわり方は、土地の風土共に引き継がれてきました。例えば船に乗って好漁場を特定する場合の目印として、つまり「山当て」をおこなう上で、大きな岩などとともに巨樹は欠かせない道標として利用されました。「あの巨樹とこの岩が重なって見えるところがいい漁場で、この場所はだ...

世界の人々の心に宿る巨樹信仰

世界の人々の心に宿る巨樹信仰

南米エクアドルでは今も、マングローブ林の巨樹(アメリカヒルギ)の前を通るときには、現地の皆がお辞儀をしていくという。樹高64.5メートルでおそらく世界一高いマングローブだが、その巨樹の森はひとつの聖地になっています。聖地だから6本ぐらいに株立ちした主幹はもちろん、支柱根さえ伐られることはないし、道路...

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